[以前のお仕事]「Howling With Pain」さんのアーティスト写真を撮影させていただきました。
2021.08.05
work: 写真の仕事。
今回は以前のお仕事の紹介です。
2018年に秋田発ハードコアバンド「Howling With Pain」さんの撮影をさせて頂きました。
メンバーは写真の左からGt.菅原 英純(Eijun)さん、Ba.岡部 純平(Jin)さん、Vo.木村 和希(Kimkaz)さん、Dr.小野寺 健太(ONOKEN)さんです。バンド名は「ハウペ」っという略称で呼ばれたりしていますね。
ハードコア・メタルコア・パンク・ラウドロックの要素を取り入れた楽器隊の重厚なサウンド、ストレートな日本語のリリックを主としたボーカルKimkazのパワフルなシャウト、「現場主義」を掲げたアグレッシブなライブパフォーマンスは今なお更なる進化を続けています。
「突き刺さる音楽」を軸とし活動を行い、2017年に「IKIZAMA EP」をリリース、2018年に「奮い立つ声」をリリースし全国12か所の「現場主義ツアー」を敢行しました。アーティスト写真はそのツアーに合わせて撮影を行い、それから2021年現在まで続けて写真を使ってくださっています。ありがとうございます!
「奮い立つ声」より「アッパーカット」という曲のPVと、「貫く意志」という曲のAudio Videoがyoutube公開されていますのでご覧ください!
Howling With Painのホームページやメディアは下記にございます!
思えばこの頃から3年も経っています。今や彼らも私も、当時よりも格段に進化していること間違いなしなので、またいずれライブハウスや撮影でご一緒できることを楽しみにしております。今度ライブの写真でも撮らせてもらおうかな。彼らの音楽も更なる進化を模索しているとのことなので、ライブを見ること自体楽しみですね!
今はコロナの影響で、秋田のバンドシーンでも思うように動けていない方々が多いでしょうが、少しずつ、ハウぺの皆様を筆頭にまた盛り上がっていくことを願うばかりです。
撮影に用いた機材は
カメラ PENTAX K-5
レンズ TAMRON 17-50mm A16
ストロボ 2灯 Youngnuo YN560Ⅲ &YN560-TX
ボーカルのKimkazさんをセンターに、楽器隊のメンバーを後ろへ配置し、両サイド斜め正面で光をクロスさせるようにライティングを行いました。Kimkazさんの足元の影を見ればライティングの角度をお分かりいただけると思います。気を付けたことは、ストロボ発光にによる影がメンバーと被らないように、角度を調整したことでしょうか。
当時のバンドのイメージの、「ちょっと悪そうな感じ」をイメージして、壁面にペイントをされた地下道をチョイス。写真の仕上げは壁の質感を上げるために明瞭度を上げ、周辺減光補正でふちを黒くつぶし、ホワイトバランスは少し寒色に寄せて引き締めました。
3年も前と言うことで、今やったら機材も編集の仕方も全然違うから、再チャレンジしたらどうなるかな~、「どういうのがかっこいいかな~なんてイメージを膨らませています。今やったらこんなに黒を黒くしない仕上げにするかな~、けど黒は黒潰れギリギリがかっこいいしな~、なんて。表情とかポーズとか、今ならもっと作りこめそう。
実はこの場所の壁面のペイント、もうなくなってしまったそうなんですよね。ちょっと残念です。しかし消される前にこうして作品に残せてよかったな、とも思います。
以下は、採用されなかったテストカットやオフショットになります。ガンガン意見を出してくれて、一緒に作品を作っている感じがとても楽しかったです。Howling With Painの皆様本当にありがとうございました!