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秋田県 スタジアムの建設について考えよう!②「雇用」「教育」「娯楽」の三位一体!

2021.07.16

おはようございもん。

 

日が開きましたが引き続き、秋田県のスタジアム建設について考えよう!と題して今日も書いて

いきます!

 

前回の記事 >> 秋田県 スタジアムの建設について考えよう!①

 

前回の内容は、県内でスタジアム建設を希望する声が高まる中で行政が資金を全額負担することは難しく、何故不可能なのか・どうすれば実現できるのか考えてみよう!と始まり、建設にかかる実際の費用について書きましたね。

 

サッカーチームは、チームの活躍が地域の交流人口の拡大・活性化に資するとし、J2ライセンスを満たすための条件である1万人以上の観客を収容できるスタジアムの建設を達成したい

 

との目的があり

 

行政の検討委員会は、子供から高齢者まで幅広く集いにぎわう拠点施設としての役割も期待でき、少子高齢化や人口流出等秋田県の課題解決に結びつく設備を整備することが望ましい

 

という狙いを見せると共に肯定的な姿勢を示しておりました。サッカーファンからも、県内で新たなコミュニティ・娯楽の創成に繋がるとのことでスタジアム建設に対し要望の声が多く上がっております。

 

一方で、財源確保の点では行政が全てを負担することは難しいと知事からの発表があり、「じゃぁ実際にどれくらい足りないのか?」、「できる・できない」の2つの視点以外に「どうすればできるのか?」を考えるということで記事の執筆を開始しました。

 

前回調べたのが、建設費用についてで、

 

J2基準を満たす1万人以上を収容できる規模のスタジアム建設費が約145億円

 

J3 基準を満たす1.5万人以上を収容できる規模のスタジアム建設費が約165億円

 

であり、他の同規模のスタジアムと比較をしても波及経済効果を狙った複合施設の必要性を考慮したところ建設費としては法外な値段ではない。と考えました。

 

 

ここまでが前回の記事の内容でしたね!

 

では、本日は維持費について見ていこう!と考えていたのですが、数字ばかり見ていたら皆さんも飽きるでしょうし、わざわざブログで書いているのはデータを転載するためではなく自分の考えを発信するためなので、今回は経費についてお話する前に現時点で私が思う建設達成に向けてのアイデアの1つについて書いていきます!

かわいいげっ歯類

 

大容量高速設備を使った産業や研究機関の誘致

後ほどの経費に関する記事で出てくるのですが、スタジアムの「望ましい施設及び機能」という項目の1つに「大容量高速通信設備」の機能をスタジアムに付与する案があるようです。私もこれは非常に面白い!と考えたのですが、現在想定されている利用用途とは違う方向にした方がいいのではないかと思いました。

 

現在想定されている大容量高速通信設備の用途として、「利用者およびイベント等主催者の利便性が向上するだけではなく、災害時の対応にも必要である。」とあります。他の項目と比べてかなりサラッと書かれているので、もしかしてあまり深く高速通信の用途を検討していないのかな?なんて邪推をしておりますがそれは置いといてまず私個人のアイデアについて2つ書いていきましょう。

かわいいウサギ

 

「5G」という技術

大容量高速通信技術と言えば「5G」です。最近よく聞きますよね。

 

こやつはなんぞやというと「第五世代移動通信システム」のことで、「超高速」・「低遅延」・「多数同時接続」の3つが代表的な特徴です。数字で言うと、4Gと比べて「通信速度は10倍」、「遅延は1/10」・「10倍のデバイスを同時接続できる」といったところです。

 

5Gについては後程記事で取り上げ、その特徴・強い・弱点・今後の展望などについて詳しく書いていくつもりなので、今回は、「多数のデバイスと繋がれて超高速で通信できる」くらいで捉えて下さればおっけいです。

 
知事の発していを、私は、「行政だけでの丸抱えは無理」=「民間企業の参入とその資本が必要」と捉えております。

 

それを受けて、「何があったら民間が参入してくれるか、どんな産業が来れるか」、「わざわざ莫大な費用で新しい建物を建てるなら新しい技術と組み合わせて使えないか」考えた時に5Gさんなんていかがでしょうと考えました。

 

 

妙に艶っぽいネコ

案1. 5Gを用いたVRスポーツ産業の誘致

VRやAR、MRを用いた新しいスポーツ産業の誘致なんていかがでしょうか。サッカー以外の利用用途としてコンサートなども挙げられていましたが、「芝生を傷つけたくない」ことや住民規模から考えて「キャパを満たす集客をイベントでコンスタントに集めることは難しい」とありました。なので新規のVRスポーツ施設としてサッカーの練習をする時以外にラウンドワンのスポッチャみたいに遊べるようにしちゃうんです。

 

これの利点って、遊ぶ人はその場でゴーグルと身に着けるセンサと、芝生を傷めにくい靴を借りるだけで済むので場内のイベントが変わるときの撤収も早くて楽だし、芝生も傷つけないし、いいことづくめだと思うんですよね。現在5Gを利用した施設も限られているので、近辺の県からの観光客も増えたり、新規ベンチャー産業を誘致できたり、で可能性がある気がしています。

 

「VRでプロのサッカーチームと戦える!」なんてできたら楽しそうですね。

 

案2. スポーツ科学の研究・産業と提携する

もう1つ考えたのがスポーツ科学の研究や産業との提携です。

 

それこそ高速通信の分野で、運動している選手の動きのトレースとか、今後世の中に増えるであろうウェアラブル端末のデータ集めとかの研究にそのまま使えないでしょうか。リアルタイムでの動きを測定するにあたり、高速通信と広い会場が合わさっている場所も多くないですし、これから膨らんでいく産業分野なのでその手の企業が秋田に来てくれたら高学歴の学生たちの就職先やインターン先としてふさわしい場所にもなるんじゃないかなと思います。

 

地域住民も、同意の上でスタジアムを利用して運動した時の生体データを計測してそれを自身の健康にフィードバックできる、なんてのもできたら住民も企業も双方良しです。

 

おまけ 試合のハイライトムービーを「持ち帰り」できる

5Gの想定される用途の1つとして「動画のお持ち帰り」サービスなんてのも想定されています。5Gは電波の指向性が強く障害物に弱いという弱点があって基地局から離れたら使えないため利用できる場所が限定されているんですけど、場所が限られているがゆえに、特定の場所に人を集めてしまって、限定動画・映画をテイクアウトできるなんてサービスで集客を図る、という使い方もできます。大好きなチームの、その試合限定のハイライト動画がお持ち帰りできる、って新しくてファンには嬉しいサービスなんじゃないでしょうか。

 

動画の編集業務はアルゴリズムがやってくれます。動画の著作権の問題はまた今度紹介する「ブロックチェーン」という技術の「著作権保護への転用」なんてので解決できそうです。

 

これ自体は企業誘致のアイデアでもないので、5Gの利点のおまけ、として書いてみました。

こっちを見るネコ

  

「雇用」「教育」「娯楽」の三位一体

どうしてその街に人が住むのか?その人がその街を選ぶにあたり、どのような体験がその街に住む「条件」として求められているのか?人口減少が著しい地方ではかなり切実な命題です。そして、これのどこに問題があるかというと「生産人口が減少する」ことですよね。つまり働ける世代を増やさないといけない。今、多くの自治体がこの問題に頭を抱えていることかと思います。どうすれば人口が増えるのでしょうか?きっと住民が考えることは「この町に住んだら幸せな生活ができるだろうか?」ということです。

 

その街に住むことで得られる幸福な体験ってなんだろう?と私も時々考えますが、その幸せの条件は大きく分けて「雇用」「教育」「娯楽(消費)」の3つの要素にあると考えています。この3つの魅力が揃った時、その街は人に選ばれ、繁栄していくことでしょう。

 

今回のスタジアムの建設って、所謂娯楽のセクションなんですよね。在ったら嬉しいものだけど、それは多くの人には加点の条件であって、「選ばれる町」の基礎得点ではない部分です。

 

娯楽機会があっても、その娯楽を楽しむためのお金が、お金を生み出す「雇用」がないといけません。また、もう1つ問題なのが折角大学を出て、地方に貢献したいという若者も、「仕事がないから」といって都市に流れていくのもよく聞く課題です。地方の国公立大学こそその典型です。多くの名門大学が都市圏に集中する中、地方の国公立に入学してくれた若者たちが、その街を知り慣れてくれた賢い人たちが、結局離れてしまう。

 

なので地方には人口を増やす前に、新しい高付加の産業を誘致し、それと大学が提携して研究を行うことで、産官連携の強いラインを作って若者に選ばれる町を目指すというのはどうでしょうか。そこで更に魅力的な「娯楽」の体験を提供できればきっとそこは素晴らしい街になるんだろうな。ここでしかできない仕事がある!ここでこそ学べることがある!ここでしかできない体験がある!そして生産人口とそれを担う学生・若者が増えていく。そうなったら県内のスタジアムのような娯楽施設を使う人も増え、お金も回り、皆がもっと街を好きになる。私はそう思います。

 

なので、今回5Gの新規技術のような提案をしたのも「雇用」「教育」に関わるセクションになり得るのではないか?と考えたからです。そして元の「娯楽」の機能をもたらし三方よし!なんて。

 

実際の費用の算出もできないので私も好き勝手書いているわけですが、どなたか行政関係の人とかの目にこの記事が止まって、一アイデアとして面白がってくれたらいいなとか思っています。

 

今日はこのへんで。次回こそ経費関係のことを書いていくぞ!

 

へばなー! 

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