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ネットワークビジネスの勧誘を受けてみた話① 遭遇~ロバート・キヨサキ氏の書籍を紹介されるところまで

2021.09.10

おはようございます。

      

今日はネットワークビジネスの勧誘を受けてみた話について書いていきます。出会いから彼らの勧誘までの流れと、彼らの考え方やその仕組み、勧誘の方法について書いていきます。今日は出会いから勧誘を受ける手前の、とある本を紹介されたところまでお話しします。

  

 

ネットワークビジネスとは

ネットワークビジネスとは、簡単に言うとマルチ商法の一種です。

 

マルチレベルマーケティング(MLM)のことで、口コミによって商品を広げていくビジネスモデルです。消費者が消費者に商品を広めていくビジネス、と考えて頂ければオッケーだと思います。よく比較対象として挙げられるのにねずみ講がありますが、ねずみ講とはまた違います。まずねずみ講は違法ですがネットワークビジネスは合法です。

  

ビジネスモデルの違いとして、ねずみ講は商品を介さないビジネスで、ネットワークビジネスは実際に商品を扱っていてお客さんがいるかどうかが違いです。ねずみ講の場合だと、主催者がいて、主催者の下に会員Aと会員Bがいて、会員A、Bの下にそれぞれ会員C、D、E、Fがいて。。。といったピラミッド型の構造をしています。

  

例えば、まずは2万円を入会金として会員A、会員Bが主催者に1万円ずつ払う。そしてAとBは新たな子会員をみつけて1万円をとる。すると会員Aには8000円が入って残りの2000円を親である主催者にマージンを支払う。下に行くほど儲からないシステムですね。

 

一方でネットワークビジネス(MLM)の場合、入会金の代わりに実際に商品を扱います。

  

「連鎖販売取引」とも言われますね。ネットワークビジネスは客同士で、客が客を探すビジネスです。仕事内容は一言で言うと宣伝販売でしょうか。消費者が親の消費者から商品を買って、子が新しい消費者を見つけて売っていく形態をとっています。扱う商品は化粧品とかサプリメントとか、美容や健康に関するモノが多いです。オーガニックだとか身体に良いだとかの宣伝文句が多いですね。

  

ネットワークビジネスを始めるには、ネットワークビジネス会社と会員(個人事業主、代理店)として契約を結び、会員はその会社が扱っている商品を販売する権利と、新しい会員を勧誘する権利を得ることになります。そして商品の販売と、新規会員の勧誘及び育成を行います。

 

得られる報酬は、他の販売ビジネスと同じその会社の商品の売り上げ利益から支払われます。自分が直接お客さんに商品を販売した利益と、自分が勧誘した会員たちがお客さんに販売した利益。この2つを合計した総売り上げを確認して、ネットワークビジネスの会社が報酬プランにのっとって報酬を支払うという形態ですね。

 

多くの他の販売ビジネスとの仕組みの大きな違いは、「自分が勧誘した会員がお客さんに販売した利益からも自分の報酬が発生すること」で、ねずみ講と同じく組織の上位階層ほど下の階層からの利益を得られることになります。 

  

結論から言うと私の価値観ではあまりお勧めできないビジネスです。日本人の性格や文化に合わなくて、信用度が低く友達をなくしやすいということと、ネットワークビジネスで成功してしまう人はおそらく他のビジネスでも成功できるくらい頭が切れる人ですので、成功を目指すなら別のビジネスを立ち上げたりした方がいいんじゃないかと思います。

  

では、実際に勧誘を受けてみた話に入っていきましょう!

 

事の始まり。会員とのファーストコンタクト

事の始まりは、友達と立ち飲み屋に行っていた時で、友達が知らん人に話しかけられたのがはじまりです。相手は二人組で私をネットワークビジネスに勧誘してきた人間をYとしましょう。どんな仕事をしているだとか休日何をしているだとか、たわいもない雑談をしていたのちに、最近個人でビジネスの立ち上げだとか投資に興味があると話していた時に相手の反応が変わりました。(彼らはこの手の話をする人につけいってくる)

 

なんでもYは個人でコンサルティングの仕事をしていて副業をしているのだとか!仕事を辞めて何とかなるくらいにはなっていると言っていたので、この時点だと「個人でコンサルやるとか、こいつ、、、できる!!」と感じていました。コンサルティング関係の仕事は分野によりますが、あれこれ分析したり戦略を考えたりと相当頭を使わないとできない仕事という認識なのでタダモノではないかもしれない?と思いましたね。

  

仕事内容を聞いたら、化粧品の販売支援とか販売イベントの施策を打ったりしているよ、と。具体的に今日はどんな仕事していたのか?と聞いたら、「あー、今日はあちこちメール送ったりで忙しかった~」なんて解答。コンサルと言うと会議も多い一方で分析や企画、資料作成とか大忙しなイメージでしたので、1日中メール送ってたと聞いてこの時点でちょっと「?」となっていたのですが(彼らは仕事の内容を聞かれたらはぐらかすことが多いようです)、まぁもっと話を聞いてみるかと。この時私が読書にはまっていて、「ビジネスをやっている人ならアンテナ張ってあれこれ本を読んでいるだろう!」という先入観で面白いお勧めの本はないかと聞いたら答えられたのがローバート・キヨサキ氏の「キャッシュフロークワドラント」という書籍。(後で知ったのですが、彼らはこの本か「金持ち父さん貧乏父さん」を薦めて反応をみるらしい。理由は後述)。「あれこれ興味があるなら今度仕事の話とかしましょう!本を読んで感想を聞かせてください!」と言われ連絡先を交換してこの日は終了でした。

 

薦められたロバート・キヨサキ氏の書籍

薦められるがままにキャッシュフロークワドラントの書籍を購入。これはどういう本かというと、「金持ちはお金で資産を買う」、「貧乏人はお金で負債を買う」と始まり、収入の手段には4つの領域があると話は続きます。お金を得るための4つの領域にはE、S、B、Iの4つの領域があり、従業員として働くEmployeeの「E」、自営業として働くSelf employedの「S」、ビジネスオーナーとして働くBusiness ounerの「B」、そして投資家としてお金に働かせるInvestorの「I」があると書かれています。

 

Eは雇われて、自分の時間とスキルを切り売りしてお金を得る方法。

 

Sは自分で、自分の時間とスキルを切り売りしてお金を得る方法。

 

Bは人を雇って、人の時間とスキルでお金を得る方法。

 

Iは金を使って、お金に働かせてお金を得る方法。

 

とされ、クワドラントには右と左があるとされます。

 

クワドラントの図

EとSがクワドラントの左側にあり、BとIがクワドラントの右側です。左側は自分自身で働き、収入には時間の制約による上限があり、収入を増やすには労働時間が増えていく方法で、右側は自分以外に働かせ、収入が上がるに伴い労働時間は減っていく方法である、と解説されます。

  

経済的自由を達成するためには資産と負債について理解し、労働時間を減らして収入が上がるシステムを構築しクワドラントの右側に移る必要がある、と啓蒙するのが書籍の内容です。

   

全て本の内容に倣う必要はないのですが、実際に不労所得に関する考え方であったり自分の収入について考えてみたりと、経済的な豊かさを向上させるために有効な考え方が書かれているので、お金の勉強を始める第一歩には非常にいい本です。しかしキヨサキ氏の教えがネットワークビジネスの世界で利用されているんですよね。

  

勧誘の手口にあるものだと、サラリーマン批判とか、「師匠」と時間を過ごすこととか、、、この辺はのちのち詳しく書いていきましょう。

 

次回:本を読んだ上でまた接触してみた話

今回は遭遇から、勧められた本を読んでみたところまで書きました。次回はその上でまた会いに行ってみた話をしていこうと思います。「師匠」の登場。師匠の師匠の話。彼らのやり方とか、体験したことと考察を書いていきますのでお楽しみください。

  

本日はこの辺で。へばな!

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